必見!! Bboyネーム・ダンサーネームの由来、つけ方のヒント!!

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Bboyネーム・ダンサーネームとは

皆さんは、Bboyネーム・ダンサーネームを持っていますでしょうか?
Bboyネーム・ダンサーネームとは、本来の自分の氏名とは別にダンスを踊っている時の自分を表す、もう一つの名前という風にお考え下さい。
似たような例で言うと、芸人における芸名、アーティストにおけるアーティスト名のダンサー版といえばわかりやすいでしょうか。

Bboyネーム・ダンサーネームを使うことで、周りの人に覚えてもらいやすかったり、よりダンサーとしての雰囲気を醸し出すことができるようになります!!
まだ持ってない方は、いつか自分もカッコいいBboyネーム・ダンサーネームが欲しい、と憧れてしまいますよね!!

でも、Bboyネーム・ダンサーネームって一体どうやってつけたらいいの?と思う人もいるかもしれません。
今回は、そんなあなたに、Bboyネーム・ダンサーネームの由来、つけ方についてのヒントをお教えします!!

日本の有名BboyのBboyネーム・ダンサーネームの由来

まずは、日本の有名Bboy達が自分のBboyネーム・ダンサーネームの由来について説明している動画を紹介します!!

リルピンシャーやウイングゼロなんかは、理由を聞くとよく考えてつけているなと感じます!!

・リルピンシャー
まず「リル」については、ブレイキンを始めた当時の身長が低かったことから、ヒップホップスラングで「小さい」を意味する「リル(Littleの意味)」をつけたとのこと。
そして「ピンシャー」というのは、師匠であるFoundnation Crewのドーベルマン(ドイツの犬の犬種の名前)の名前から、ドーベルマンを品種改良して作られたミニチュアピンシャーという犬種の名前をもとに、師匠の動きやシルエットを引き継ぐ、という意味からつけられているとのこと。

・ウイングゼロ
もともとは「ウイング」と名乗っていたが、韓国の有名Bboy、Jinjo CrewのWingと名前がかぶってしまっていたとのこと。Jinjo Crewが世界一になったタイミングで、これは折れるしかないと思い、名前を変えることを検討。
Wingが自分よりも年齢が1つ下だったことから、Wingが1番目だとしたら自分はその1つ前、つまり0(ゼロ)ということで、ヒップホップカルチャーの名前の後に数字をつける様式に倣って、ウイングゼロと名乗るようになったとのこと。


その他のBboyネーム・ダンサーネームの由来についての詳細も、動画を見ていただければと思いますが、つけ方に決まったルールがあるわけではありません。
ただ、Bboyネーム・ダンサーネームはダンスをしていく上で、自分のアイデンティティを表現、意味する1つの重要な要素となりますので、よく考えてつけたくなりますよね!!

最近では、ゼノン(聖音)のように、本名が既にカッコいい名前である人も多いので、そういう人は本名でも全然大丈夫な気もします!!

海外の有名Bboy、BgirlのBboyネーム・ダンサーネームの由来

続いて、海外の有名Bboy、BgirlのBboyネーム・ダンサーネームの由来についても、いくつか紹介していきます。

・Bumblebee(ロシア)
映画「トランスフォーマー」を観て、大ファンになり、将来はオプティマス・プライムになりたいと父親に話したところ、父親からは「お前はオプティマス・プライムほど大人じゃない。せいぜいバンブルビーってところだ」とジョーク混じりに返されたそう。この時のことをよく覚えていた彼は、ダンサーネームをバンブルビーとしてバトルデビューをしたとのことです。

・Logistx(アメリカ)
Red Bull BC One All Starsのメンバーとしても活躍しているアメリカのBgirl、LogistxのダンサーネームもBumblebeeと同じく父親由来となっています。小学生の頃、常に先の予定とその理由の説明を父親に求めていた彼女に、父親がロジスティックス(Logistics)というニックネームを与えました。これを彼女が表記をアレンジしてダンサーネームに使用したとのことです。

・Phil Wizard(カナダ)
数年前から世界中の大会で好成績を収め、大活躍を続けているカナダのB-Boy、Phil Wizardは当初、自分の所属しているクルー名を取り入れたダンサーネーム「Phil from the Wizards Crew」という名前で活動していました。しかし、「Phil from the Wizards Crew」では長過ぎるため、時と共にPhil Wizardと短縮されて呼ばれるようになり、そのままこのダンサーネームが定着しました。

・Onel(ギリシャ)
Red Bull BC One World Finalにも出場経験のあるギリシャ人BboyのOnelのダンサーネームはブレイクダンスへの自らの愛を表す言葉 “One Love” をアレンジしたものだそうです。きっかけは、毎日着ていたお気に入りのTシャツに「Onel」とプリントされていたため、周りからこの名前で呼ばれるようになったようですが、この言葉が “One Love” を表していることを知ると、それを気に入って、そのままダンサーネームとして使い始めたとのことです。

・Monkey King(台湾)
最近では、世界で初めてダブルエアーを成功させたことで一躍有名となり、非常にハイレベルなパワームーブを得意とする台湾人パワームーバーのMonkey Kingは、所属クルーのDream Runnerzのリーダーから海外でも覚えてもらえるダンサーネームを考えるように言われた際に、パワフルなスタイルが西遊記に出てくる孫悟空をイメージさせるとクルーメンバーから言われたことから、Monkey Kingをダンサーネームにすることにしました。

Bboyネーム・ダンサーネームのつけ方の分類と使用例

では、具体的な例も見ていただいたところで、実際に考える時のヒントとして、つけ方の分類を実際のBboyにおける使用例と併せてお示しします!!
以下は、あくまで一例であり、ルールがあるわけではありませんので、参考にしていただき、よく考えてつけていただければ良いかと思います。

中には、途中でBboyネーム・ダンサーネームを変える人もいますので、自分の中でしっくりくるもの、納得いくものが見つかるまでは、バトルのエントリーの度にコロコロ変えてみるというのもありかもしれません!!

①自分の名前をそのまま使用する
例:TAISUKE、TOSHIKI、RYOMA、RYUJI、ISSEI、KATSUYA、Aichiなど

②自分の名前を省略して使用する
例:KAKU、TSUKKI、NORI、KATSU、ATS、KIMUTAKUなど

③自分の名前を英語にして使用する
例:Dragon、WING、KEN-FATなど

④自分の名前をアレンジして使用する
例:Shigekix、Ryu-1、Sinsk8、Ken-tea、Hiro10など

⑤自分の名前にHipHop用語・スラングなどの単語を組み合わせて使用する
例:Kazuki rock、Yuski、Katsu one、Ayumuguguなど

⑥自分のニックネームを使用する
例:YOSSHI、2GOO、JUJU、KATWOなど

⑦自分のスキルやスタイルを強調して使用する
例:Rubberlegz、Yosh is stoic、Mighty jimm、Backspinboy、Flying Machineなど

⑧自分の身体的特徴を強調して使用する
例:Mini Joe、Lil cheng、XXL、Shorty Fingerz、Pocketなど

⑨アニメや映画などのキャラから引用して使用する
例:Bumblebee、Dolton、涼宮あつき、Bruce Wayne、Kolobokなど

⑩好きな単語やインスピレーションから使用する
例:Punisher、Kill、The end、Mebius、Sionなど

⑪覚えられやすいように韻を踏んで使用する
例:Icey Ives、Danny Dan、Pac pac、Tip Top T、Wild childなど

また、以下にHip Hop用語・スラングがまとめられている外部サイトがありましたので、
リンクを貼っておきます。

ヒップホップ用語・スラングまとめ – ogulog(オグログ)

中にはBboy、Bgirlの名前やCrewの名前で使われているワードとして見たこと、聞いたことがあるものがあるのではないでしょうか。
こうした用語・スラングを知っておくと、Bboyネーム・ダンサーネームを見る時の見方も変わってきます。
この人は、「こういう意味で名前をつけているのか」とか「こういうこだわりを持っているのか」など、より楽しめるのではないかと思います!!

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