バトルが100倍楽しめる!! Bboy用語&ジェスチャーを解説!!

Breaking 知恵袋

ブレイクダンスはバトルの最中に、様々なジェスチャーが使われることがあります。その意味が分かれば、バトルもまた違った見方ができ、より楽しんで見ていただけると思います!!
この記事では、そんなブレイクダンスのバトルの最中に使われる様々なジェスチャーを紹介していきます!!

また、現役のBboy、Bgirlの人は、こうしたジェスチャーを覚えれば、よりバトルにおける”バトル感”を演出することも可能です!!
ただし、こうしたジェスチャーの多くは相手をディスる意味のジェスチャーが多いため、使いどころを間違えたり、多用したりし過ぎると、かえってマイナスに見られたり、バトル相手とのトラブルに発展することもありますので、くれぐれもそうした覚悟の上、自己責任で使うようにお願いします!!笑

動画では、様々なジェスチャーを実際に使われているシーンと併せて紹介しています。

バイト

人のムーブのパクリ、マネをしているという意味。
ジェスチャーは両手を水平にしてぶつけ合うような動きです。地域によって派生のジェスチャーやバリエーションもあります。名前の由来は噛む、齧るといったところからきています。
割とよく見られるジェスチャーかと思いますが、このジェスチャーを使うときは、パクリ元が明確でない場合、後々ケンカに発展する可能性もありますので注意が必要です!!

トゥワイス

同じ技を2回(2回以上)している、繰り返しているという意味。
ジェスチャーは指を2本立てたり、指を折って数えていくような動きです。
ワンムーブの中で繰り返していなくても、予選でやっていたことをその後のバトルでやった場合などでも使われることがあります。
同じ動きを全く使うことなく、何ムーブも踊ることは、よほど動きのバリエーションがないと難しいことではあるのですが、バトルの対戦相手が同じ動きをしてきた際には、すかさずこのジェスチャーを使うことで、ジャッジに対するアピールにも使うことができます。

クラッシュ

技、ムーブが失敗しているという意味。
ジェスチャーは床を叩いてアピールするような動きです。明確に失敗している時だけではなく、本当は地面に足を着かないパワームーブで足を着いてしまっている時や、観客やジャッジの方に突っ込んでしまった時などにも使われることがあります。
このジェスチャーも対戦相手がミスをした時にすかさず使うことで、ジャッジに対するアピールとしても使うことができます。

チキン

先攻、後攻を決めないバトルで、相手が出てこなくてビビっているという意味。
ジェスチャーは、両肘を曲げた状態で、脇を開いたり閉じたりするような動きです。
先攻、後攻のどちらを選ぶかは勝負の駆け引きにもなりますので、このジェスチャーをして、相手に先に出るように促すような使い方もします。

スモーク

ムーブが完璧に決まり、圧倒的に勝った、かました、という意味。
ジェスチャーは煙草を吸って、相手になげつけるような動きをします。
名前の由来は「I smoke you」という煙に巻いてやった、というところからきています。
ただ、このジェスチャーを使う際には、実際にかなりかましたムーブをした時でないと、ただ単にジェスチャーをして雰囲気を出そうとしてるだけの人と見られてしまう可能性もあるので注意が必要です。

メモ帳(スタディー)

ネタとして作ったムーブ、作られたムーブという意味。
ジェスチャーとしては、手のひらにペンで何かネタを書いているような動きをします。
相手が音に合わせてアドリブで踊っていない時に使われることがあります。
特に、「この動きの後は必ずこの動き」といったように、音を無視して決まったフローをしている時には、このジェスチャーが使われることがあります。
どんなBboy、Bgirlであってもネタというものはあるものですが、それを感じさせずに踊ることも重要ですね!!

トーカティブ

しゃべり過ぎ、しゃべり過ぎてうるさい、の意味。
ジェスチャーとしては、手で親指と残りの指をパクパク動かすような動きです。
ブレイクダンスは踊りで勝負をするため、相手がバトル中に声を出して何かこちらに言ってきた時などに使われることがあります。
また、「言われてるほど大したことないよ」「口ほどでもないよ」といった、相手を過大評価していることを示す時も(暗にこちらの方が上だよ、ということを示す)、このジェスチャーが使われることがあります。

オンリーパワームーブ

パワームーブしかやらないでしょ、パワームーブだけ、という意味。
ジェスチャーとしては、両手を上げて左右の手を交互に動かすような動きです。
この手の動きはエアートラックスの手の動きを表しており、特に、エアートラックスなど上系のパワームーバーを相手にした時に見られることがあるジェスチャーです。
このジェスチャーを使われやすいケースは、パワームーバーでも「変形や派生のパワームーブをしていない」、「パワームーブでの音ハメをしていない」場合などに使われがちです。
ジェスチャーをされた側は、心情的に単純なパワームーブだけのムーブをしにくくなりますので、パワームーブ中心の相手であれば、相手の動きをけん制するかけひきとしても使われることがあります。
また、相手が超ハイスキルなパワームーブをしてきてスキルでは正直返せない、という場合に、「パワームーブだけで、ダンスしてないよ」というジャッジやオーディエンスへのアピールとしても使われることがあります。

It’s over

もうこのバトルは終わった、勝負はついたでしょ、という意味。
ジェスチャーとしては、体の前で両手を交差させて、水平に切るような動きです。
自分や自分のチームメンバーの凄いムーブが決まった後などに、相手に向けてこの動きをとられる場合があります。
このジェスチャーは、相当凄いムーブを決め、「もうこのムーブは返せないだろう」というタイミングで使わないと、さらに凄いムーブで返されてしまったら、ちょっと恥ずかしい感じになってしまいます。笑

Killed it

It’s overと似たような意味になりますが、もうお前は倒した、殺してやった、という意味。
ジェスチャーとしては、両手の指で首を切るような動きです。
自分や自分のチームメンバーの凄いムーブが決まった後などに、相手に向けてこの動きをとられる場合があります。
It’s overよりも、相手に対して敵意がむき出しのジェスチャーであるため、このジェスチャーを使う時は、後々ケンカになることも辞さない覚悟で使ってください。
間違っても軽々しく使うと、相手によっては本当にケンカになる場合があります。。

Time is up

早くしてくれ、もしくは長すぎ、という意味。
ジェスチャーとしては、手首をもう片方の手の指でトントンと叩くような動きです。
これは腕時計を表現していて、中々踊らない相手に対してや、長すぎるムーブ、長すぎるルーティーンなどに対して使われることがあります。
このジェスチャーは、相手に対してはもちろん、ジャッジやオーディエンスに対してのアピールにも使うことができます。

音を聞け

音楽を聞いてないだろ?、音に合わせて踊れ、という意味。
ジェスチャーとしては、指で耳を指して、トントンと叩くような動きです。
バトルの相手が音を無視したムーブやネタをしてきた時や、音を外した時などに使われることがあります。
ただし、このジェスチャーをするということは、裏返すと、自分は音を聞いて、音に合わせて踊っているということも意味しているため、よほど音に合わせて踊れる自信がなければ、このジェスチャーはしない方が無難かもしれません。

銃で相手を撃ってやったかのように、決まった、かました、という意味。
ジェスチャーとしては、手で銃を構えるような形を作り、撃つような動きをします。
自分や自分のチームメンバーの凄いムーブが決まった後などに、相手に向けてこの動きをとられる場合があります。

Little more

惜しい、もうちょっと、という意味。
ジェスチャーとしては、親指と人差し指で少し隙間を開けた形を作り、相手に見せるような動きになります。バトルの相手が、ムーブで少し失敗した時、クオリティーの低いムーブをした時などに使われることがあります。
ただし、こちらのジェスチャーを使う場合は、自分はムーブで失敗しない、あるいはクオリティーの低いムーブはしないことを前提に使わないといけません。
もし、このジェスチャーをしときながら自分もムーブでミスをすると、かなりダサい感じにみられてしまうでしょう。

Soso

そうでもないよ、まあまあだね、そこまでだね、という意味。
ジェスチャーとしては、片手の手の平を地面に水平にして、空中でヒラヒラさせるような動きです。
バトルの相手が、技を決めてきたり、ドヤ顔でアピールしてきた時などに、大してくらっていないことをアピールする場面で使われることがあります。
このジェスチャーをすると、自分はそれ以上の凄いムーブをしなければちょっとカッコ悪い感じになってしまうので、使う際にはよく考えて使ってください。

スーパーマン(体操選手)

ただのスーパーマンじゃん、体操選手ですか?という意味。
ジェスチャーとしては、両手を上に上げたスーパーマンのようなポーズ、もしくは体操選手が演技を終えた後にとるようなポーズをします。
バク宙などのアクロバットを多用する相手に対して、使われることがあり、少し相手をバカにしたような意味合いもあります。
自分はアクロバットができないのに、相手がアクロバットをしてきた時に、同じ土俵で戦わないようにするためにこのジェスチャーをして、自分は踊りで勝負をする、という宣言としても使うことができます。

What??

「何言ってんの?」「意味わかんないんだけど?」という意味。
ジェスチャーとしては、肘を曲げた状態で、両手を前に出し、手のひらを上向きにするポーズをとります。ポーズだけではなく、さらに表情も作ると、なお効果的です。
これは、ブレイクダンスのバトルでなくても、海外では日常生活の中でよく見られるジェスチャーかと思います。
このジェスチャーの使いどころですが、相手がこちらをディスるようなジェスチャーをしてきた時に、返すように使うと良いでしょう。
例えば、相手が「バイト」のジェスチャーをしてきた時に、このジェスチャーを使うと、「何言ってんの?バイトじゃないんだけど。誰のバイトだよ?」といった、けん制になります。

Be quiet

「しーっ」、「静かに、静かに」という意味。
ジェスチャーとしては、人差し指を立てて口にあてるポーズをします。
このジェスチャーは、日常生活でもしばしば見る機会があるかと思いますが、ブレイクダンスでこれを使うシーンとしては、相手が非常に良いムーブをしてオーディエンスが盛り上がっているタイミングで、オーディエンスやジャッジに向けて使うことがあります。
これには、「そんなに盛り上がらないで。今から相手よりも凄いムーブをしますよ。」という意味合いも込められているため、このジェスチャーを使うからには、相手よりも凄いムーブができる、もしくは相手と同等のムーブができる時にだけ使うようにしましょう。

Calm down

「落ち着いて」、「落ち着け」という意味。
ジェスチャーとしては、両腕を肘のところで内側に曲げて自分の前に水平に出した状態で、上から下に繰り返し下ろす動きになります。
これは、相手が激しすぎる動きをしたり、バタバタとした動きをしていた時に、「落ち着いて踊れ」ということで、使うジェスチャーです。
これをされた相手は自分の動きを否定されていることになり、直接的ではないものの、少し相手をバカにしたような意味合いもあります。

コメント