あなたは何系? ムーブによるBboy/Bgirlの呼ばれ方9選!!

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ブレイクダンスを構成する要素は大きく分けて、
・トップロック
・フットワーク
・パワームーブ
・フリーズ
の4つになりますが、踊っているBboy/Bgirl自身についても、どのようなムーブを主体とするのかによって、様々な呼ばれ方をすることがあります。
以下では、そうした呼ばれ方の一部をご紹介します!!

パワームーバー

主にパワームーブを主体とするBboy/Bgirlは、パワームーバーと呼ばれることがあります。
パワームーバーは様々な種類のパワームーブを組み合わせてコンビネーションで魅せることが基本となります。
エアートラックスなどの難易度の高いパワームーブだけでなく、パワームーブを使いこなせることでパワームーブでの音ハメができたり、高難度の変形パワームーブをするBboy/Bgirlも多いです。
ウインドミルやトーマスなど、基本のパワームーブであっても、そのクオリティーが非常に高いことも特徴です。

ヘッドスピナー

パワームーブの中でも特にヘッドスピンを主体とするBboy/Bgirlは、 ヘッドスピナーと呼ばれることがあります。
ヘッドスピナーは、ヘッドスピン中の足や手の形でバリエーションを出したり、ヘッドスピンと他のパワームーブの組み合わせでムーブを構成することが多いです。

スタイラー

主にトップロックやフットワーク、パワームーブ以外のフロアムーブを主体とするBboy/Bgirlは、スタイラーと呼ばれることがあります。
立ち踊りやフットワークのバリエーションが多いだけでなく、シルエットへのこだわりや音ハメ・音の取り方などが上手いBboy/Bgirlが多い印象です。
また、ブレイクダンス以外にもハウスやヒップホップ、ポップなど多ジャンルの動きを取り入れて立ち踊りをするような人も見られます。
もちろんスタイラーの中には、パワームーブができないわけではなく、パワームーブがめちゃくちゃ上手い人もいます。

ストロング系

上水平やそれに近い態勢でのキープ、ハンド系のパワームーブなど、筋力や体幹を必要とするムーブを主体とするBboy/Bgirlは、ストロング系と呼ばれることがあります。
重力を感じさせないムーブは超人的であり、ブレイクダンスを知らない人が見ても分かりやすく凄いです。
また、ストロング系のムーブができるようになると、その筋力がパワームーブやフリーズにもかなり有効的に働くかと思います。

縦系

ラビットやワンハンドラビットを主体として、足の形や音の取り方のバリエーションを中心に構成されたムーブをするBboy/Bgirlは、縦系と呼ばれることがあります。
ラビット以外に、肘ラビット、エアチェアーラビット、その他の各種フリーズなどを組み合わせてムーブをすることも多いです。
縦系もストロング系同様にブレイクダンスを知らない人が見ても分かりやすく凄いです。
また、基本的にワンカウントずつハンドホップをする場合が多いため、縦系は音ハメがしやすく、極めれば必ず音ハメができるとも言えるのが特徴です。

軟体系

体の柔軟性を活かして、通常では難しい体の使い方やフロー、フリーズを中心に構成されたムーブをするBboy/Bgirlは、軟体系と呼ばれることがあります。
シルエットが人間離れしている場合もあり、強烈なインパクトがあります。
柔軟性は、ブレイクダンスをする上で必ず必要になるため、誰もが練習前にストレッチなどはしていることと思いますが、軟体系のBboy達は普通にストレッチをしているだけでは、まず習得できないような柔軟性を持ち合わせています。
足を頭にかけたり、ありえない角度まで関節が曲がったりと、極めればそれだけで難易度の高いスキル系のムーブとも渡り合えてしまいます。

スレッド系

手や足の様々な部位を使って輪っかを作り、その中を通すような「スレッド」と呼ばれる動きを中心に構成されたムーブをするBboy/Bgirlは、スレッド系と呼ばれることがあります。
スレッドはムーブをより複雑に見せることができ、中には、パワームーブをしながらのスレッドや軟体を活かしたスレッドなどもあります。
また、スレッドの動きは基本的に体力的にしんどいということはないため、体力を温存して踊れるというメリットがありますが、その反面、発想力が求められたり、ミスをしないように同じ動きを繰り返しての練習が必要になってきます。

アクロバット系

身体能力の高さを活かしたアクロバティックな宙返りを得意とするBboy/Bgirlは、アクロバット系と呼ばれることがあります。
さすがにアクロバットのみでムーブを構成することはできませんが、その身体能力の高さから、パワームーブを得意とする場合が多いような印象です。(逆にパワームーバーにアクロバットが得意な人が多いと言うこともできるかと思います)
アクロバットは使いこなせれば大きな武器になりますが、ケガのリスクがつきまとうことや練習環境がないとそもそも練習も難しいといった側面もあります。

スーサイド系

スーサイドとは「自殺、自殺行為、自害」という意味ですが、倒立などの高い位置から直接肩や頭に落とすような動きなど、見ていても痛そうなムーブをするBboy/Bgirlは、スーサイド系と呼ばれることがあります。
スーサイド系のムーブの多くは、見た目も派手だったり、凄かったりするのでインパクトは抜群なのですが、実際に痛かったり、ケガのリスクがあったりと危険な場合も多いです。
また、恐怖心を克服するところから始める必要があったりもします。


最近ではソロでバトルで勝とうとすると、何かの技に特化するよりも、様々な要素の動きができる人の方が勝ちやすい傾向にありますので、オールラウンダーのタイプの人が増えてきているような気はします。
ただ、何かの技に特化して極めることができれば、強烈なインパクトで見る人の印象に残りやすかったり、その分野での確固たるポジションを確立することも狙えるかもしれません!!
(特にチームバトルやショーケースで活躍できることは間違いありません!!)

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